4つのベリーの恵み

現在の眼科治療 レーシック

視力というのは、平たく言えば、目で物体を識別する能力のことです。視力が低下する理由は、様々ですが、屈折異常や調節異常で視力が低下した場合には、屈折矯正を行えば視力を回復させることが可能です。しかし、なにかの病気で視力が低下した場合には、その病気を治癒させない限り、視力回復が難しいのが実情です。

眼科の治療技術は目覚しい進歩を遂げています。レーザー治療、人口水晶体、角膜移植、コンタクトレンズ、薬物治療などです。
なかでも現在、注目されているのが、レーザー治療のひとつである「レーシック」です。

レーシック」というのは、角膜屈折矯正手術のひとつです。目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射して、角膜の曲率を変えることによって視力を矯正する手術のことです。

方法としては、マイクロケラトームというカンナのように削る働きをする機器で角膜の表面を薄く削り、ふたのような「フラップ」を作り、めくります。その部分にエキシマレーザーを照射して、角膜の一部を蒸散させます。その後、フラップを元の位置に戻して、フラップが自然に接着するまで約2〜3分待ちます。

角膜の中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がり、凹レンズを用いたのと同じ効果が現れ、近視が矯正され、視力が回復するのです。また、検眼データをもとにレーザー照射を調整すれば、近視だけでなく乱視の矯正も可能となります。

フラップを形成するのに、マイクロケラトームではなく、イントラレーザーを使用する方法もあります。
 

放射状角膜切開術

近視とはどのような状態をいうのでしょうか。近視の人は、眼球が普通の人よりも大きく、眼軸が長くなっています。眼軸を縮めることはできません。しかし、角膜の屈折を変えることで視力を回復させることが可能です。「放射状角膜切開術」というレーザー手術を行います。

この角膜切開術を受けると、近視が回復または軽減するという効果がありますが、手術の危険性があることもも否定できません。
 
角膜をかなり深く切開しないと屈折度が変わらず、しかも屈折度が安定せずに、遠視になる人もいます。こうした危険性を考慮したうえで、得られるメリットとの比較において、角膜切開術を受けるかどうかを判断すべきでしょう。

日本人の場合、裸眼視力は0.1くらいの人が多いようです。これらの人が老眼になると、近いところはかえってめがねなしで見えるようになる、ということを聞いたことがありませんか?私も実はそれを期待していたのですが、近眼で老眼の二重苦のままで、近眼用の眼鏡と老眼用の眼鏡を両方使用しています。

レーザー手術を受けた場合、術後は両眼共に1.0以上の裸眼視力が得られることがあるようです。しかし40代半ばぐらいから老眼を自覚するようになり、老眼鏡が不可欠となります。したがって、レーザー手術近視が改善しても、眼鏡は必要だということです。

放射状角膜切開術の場合も、当然、度の安定しないお子さんには勧められませんが、度の安定した成人の方でも、老眼になった後のことを考えると、危険を冒してまではたしてレーザー手術視力を回復させるべきかどうか、十分検討する必要があると思われます。
 
 

レーザー手術の長短

私は、中学生の頃から、もう40年近く近視用のメガネをかけていますが、さほどの不便もなくすごしてきましたが、年齢を重ねて、老眼がくると、近視用のメガネと、老眼用のメガネを交互にかけるという不便さに現在遭遇しています。メガネやコンタクトも慣れですが、やはりなくて済むならその方がいいでしょうね。
 
視力回復のための近視レーザー手術には、当然ながらそれぞれ利点と欠点があります。

近視レーザー手術のメリットはメガネやコンタクトレンズなどの煩わしさから開放されて、快適な生活ができるということです。コンタクトレンズは維持にお金がかかるものですし、コンタクトも眼鏡もそれなりに値段の張る買い物ですが、近視レーザー手術を受ければ視力矯正具は使わなくなります。近視レーザー手術は短時間で終わりますし、点眼麻酔を使うので術中の痛みはほとんどありません。技術の進歩によって成功度も安全性も高いことも近視レーザー手術の魅力といえます。継続的な効果を得たい人にとっても、近視レーザー手術は心強い存在でしょう。

近視レーザー手術には、反対にデメリットもあります。目の調子や、近視や乱視の様子で近視レーザー手術の効果には個人差があります。誰でも受けていい手術ではないので注意が必要です。目に対する外科手術なので、失明とまではいかなくとも、執刀医や病院の選び方を間違うと万が一でもうまくいかないこともありえます。近視レーザー手術は近視治療の新しい技術なので、施術後に長い時間が経過した時に視力は維持され続けるのかは実証がなされていません。近視レーザー手術は費用が高いのもデメリットで、保険がききませんので、平均して10万円前後から50万円ほどかかることもあるようです。

自分にとって近視レーザー手術を受ける必要はあるのかは、近視レーザー手術についてよく調べメリットやデメリットと合わせてよく考えなければならないでしょう。